アメリカ司法省が20日中国政府と関係があるとする中国人ハッカー2人を起訴した。FBIの公式サイトには顔写真付きポスターが公開される。
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●中国政府と関係があるハッカー集団
このほどアメリカ司法省に起訴された中国人ハッカー2人は「Advanced Persistent Threat 10(APT10)」と呼ばれるハッカー集団の一員とみられる。「APT 10」は、中国の主要諜報機関と繋がりがあるとみられる。
今回起訴されたヂゥー・フゥア(Zhu Hua )とヂァン・シロン(Zhang Shilong)この二人はまだ逮捕されておらず、現在指名手配としてFBIの公式サイトに二人の顔写真が載ったポスターを配布できるようにPDFでダウンロードできるようになっている。
●日本にもハッキング
FBIによると、二人はアメリカ、イギリス、ブラジル、フィンランド、カナダ、フランス、ドイツ、インド、スイス、スウェーデン、アラブ首長国連邦、そして日本と少なくとも12カ国の企業や政府機関から情報をハッキングして盗んだもよう。
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アメリカにおいては少なくとも45以上の政府機関と企業情報が盗まれているとのことだ。この中には航空宇宙局(NASA)の情報も含まれている。FBIは少なくとも2006年から今年2018年まで知的財産の情報や機密情報の窃盗、そして商業スパイなどを繰り返していた。
●司法副長官の訴え
ロッド・ローゼンスタイン(Rod Rosenstein)米司法副長官は「中国の経済侵略に反撃するためヨーロッパとアジアの同盟国とで調整中だ」と答えている。そして「中国の違法なサイバー攻撃活動を止めさせたい」と付け加えた。
現在ハッカーの二人は中国にいるとみられ、旅行などで国外に出た場合、即逮捕となる可能性があるとのことだ。
【参考サイト】
◆FBI
◆FBI Wanted Poster
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