モンテネグロ最大の巡礼地と言われるオストログ修道院。そこには聖人ワシリエ・オストロシキーの聖骨がおさめられた棺がある。ここを訪れる人々は聖人の棺による奇跡を求めてやってくる。
(下のほうに聖人の棺の動画あり)
●聖人ワシリエ・オストロシキー
オストログ修道院に眠る聖人ワシリエ・オストロシキーは、1610年12月28日に当時のオスマン帝国の支配下にあったヘルツェゴヴィナ(現在のボスニア・ヘルツェゴビナ)の村で生まれた。
子供の頃から勤勉で従順だった彼は両親の愛情を受けて育った。家族で牛を育てて生計を立てていたが、彼はより貧しい人々へ食べ物を分け与えるなどしていた。
その気高い行い人々が支持するようになるのだが、これにオスマン帝国が目をつけるようになった。両親は彼に危険が及ぶのを避けるため、身を隠す場所としてザバラ修道院に連れて行き、そこで神学を学ばせた。
【出典:wikipedia.org】聖人ワシリエ・オストロシキー
CC BY-SA 3.0, Link
聖人ワシリエの敬虔さ、謙虚さ、そして教会への献身な行いは、必然的に周囲の人々からの支持もあり、セルビア正教会の司教となった。
●オストログ修道院の聖棺へ
聖人ワシリエは、1671年に亡くなった後、遺体が7年後に完全な状態で発見されオストログ修道院の聖棺におさめられた。
【出典Googleマップ】標高800メートルの高さにある断崖に埋め込まれたように建つオストログ修道院
●今もなお人々に癒しを与える
この聖人ワシリエ・オストロシキー聖骨がおさめられた棺に祈ることにより、その人が抱えている病気、直面している困難などを和らげられたという例が相次いでるという。
一例だが、米イリノイ州の共和党上議員でウイリアム・ビル・バー氏がこの奇跡の恩恵をうけている。彼は1970年に暗殺未遂に遭った。その時命に別条はないかったものの足に怪我を負い、それ以来ずっと疼痛を伴うという苦労に見舞われた。
(下に動画あり)
しかしある日、夢の中で山の断崖にある小さい白い教会を訪れるという夢を見たという。不思議なことにそれが毎晩続いた。夢の中では、ウイリアム氏が理解できない言語で話す、髪の毛と髭がグレーの男性が彼の足の痛みを癒したという。
その後もウイリアム氏は引き続き足の治療方法を探していたが、義肢製造の会社を訪れる機会があった。するとそこのオフィスにの壁には彼が夢で見た白い教会と男性の絵がかけてあった。
●夢が現実に
驚いたウイリアム氏は義肢製造の男性に絵のことを聞き、オストログ修道院と聖人ワシリエ・オストロシキー聖骨がおさめられた棺のことを知る。そして1980年に男性の協力のもと足を失った患者達とともにオストログ修道院を訪れた。
●オストログ修道院と聖人ワシリエ・オストロシキー聖骨がおさめられた棺
そして聖人の聖骨がおさめられた棺の前にひざまづき、現地で学んだセルビア語で祈りを捧げると、とたんに足の疼痛が和らいだという。そして帰国することにはまったく痛みを感じることがなかったという。
(動画 01:01)
今なお、人々に奇跡を与え続けている聖人ワシリエ・オストロシキーの奇跡の棺は現地まで行けない人には動画で祈りを捧げてもいいのではないだろうか。
【参考サイト】
◆YouTube
◆Ostrog Monastery Stories of Miracles
◆駐日モンテネグロ名誉領事館
◆Orthodox Christianity
(下にもおススメ動画あり)
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