【出典:By Ralf Schmode, Attribution, Link 】画像はイメージ
インドで自宅キッチンにいた3歳の男児が忍び込んできたヒョウに連れ去られ、後に頭部のない遺体となって発見された。
今月2018年12月18日にインド北部のジャム・カシミール州で、ヒョウに連れ去られ行方が分からなくなっていた3歳男児、ワシム・アクラムちゃん(Wasim Akram)の遺体が発見され、両親の元へ引き渡された。発見されたワシムちゃんは頭部が無い状態だった。
『The Times Of India』によると夕方7時頃ヒョウはワシムちゃんとその母親がいるキッチンに忍び込みワシムちゃんに襲い掛かりそのまま彼を連れ去った。近所の住民がワシムちゃんを連れ去るヒョウを見て、急いで追いかけて、石を投げつけるなどして応戦した。
ヒョウはワシムちゃんを残して、そのまま森へと逃げていったが、ワシムちゃんは無残にも頭部の無い、無残な姿で家族のもとへ帰された。
●以前も8歳男児が犠牲に
『Fox News』によると、ワシムちゃんを襲ったヒョウは、この2か月で3人の犠牲者を出したという。今月7日にも8歳の男児を襲って大怪我を負わせている。
インドでは先週も西部マハラシュトラ州の森で瞑想中の僧侶がヒョウに襲われて死亡した。現在、インドには12,000~14,000頭もの野生のヒョウが生息しており、昨年だけでも431人がヒョウに襲われて命を落としている。
先進国の仲間入りをしたインドでは現在森林地帯の開発が進んでおり、住む場所を奪われた野生動物が人間の住む域に平然とやってくるという。
下の動画は今年3月に『Fox News』が公開したインドの街中でヒョウが人を襲う様子を捉えた動画である。
(閲覧注意 動画 01:19)
●ネットでは…。
この事件を知った多くの人達はワシムちゃんの死を哀れんだ。また「どうやって家に入ってくるの?」といった自宅にヒョウが入り込むという事実に驚く人も多くいたようだ。また自然を破壊する人間に対して「悲しい事だが、ヒョウの生息地はどのくらい奪われてしまったのだろう」というコメントもあった。
日本も同様だが生活圏を奪われた野生動物が人里へとやってくることがある。しかし全て人間が作り出した脅威なのだということを忘れてはいけない。
【参考サイト】
◆Fox News
◆The Times Of India
◆Daily Mail Online
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