アメリカ、ミズーリ州セントルイスの高速道路で撮影された動画がバイラルしている。そこには大型トレーラーが前を走っていた乗用車にそのまま接触して高速道路をそのまま押し進めて走行しているのだ。
当然、乗用車に運転手が乗っており車体は横向きになった状態で大型トレーラーのフロント部分で身動きがとれない状態になっている。乗用車のタイヤは高速道路のアスファルトに引きずられて煙を上げている。
大型トレーラーは乗用車を接触させたまま高速道路の出口を出ようとした。そのはずみで乗用車は、ようやくトレーラーから解放されることとなった。しかしトレーラーが接触していた車体の片側は損傷が激しく中に乗っていた運転手がドアを開けるのも容易でない状態だった。
（動画 01：00）
この様子を撮影していたサネル・ピレポビッチ（Sanel Pilipovic）さんは「これは本当に尋常ではなかった。このまま800メートルほど走り続けてました」と話している。
そしてサネルさんはトレーラーから解放された乗用車に近づき、車が炎上することも考えて運転手にすぐ車から降りるように大声で指示した。
サネルさんの呼びかけに運転していた男性は「私は大丈夫」と返して車のドアを開けたが、車の側面はひどく損傷、4つのタイヤは全部潰れていたそうだ。
このトレーラーの運転手に地元警察によると、トレーラーの運転手は「乗用車に気が付かなかった」と話してるとのことだ。
地元ニュースメディアの『ニュース4』が、現役のトラック運転手に今回のトレーラー運転手のしてしまった事に関して取材をしたところ、思わぬ答えが帰って来た。
現役トラックドライバーが言うには「これは珍しいことではないです。私達の運転席は高い位置にあるが全てを見通せる訳ではありません。至近距離に存在する物は視界に入ってこないのです。多分トレーラーの運転手は車を確認できなかったと思います。そして何故（車がフロント接触して）スピードが出ないのか原因も分からない状態だったのではないかと思います」と話している。
日本のトラックはフロントがフラットだが同じ事が起こらないとは言い切れないのではないだろうか。
【参考サイト】
◆Kmov.com
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