日本時間11月5日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたUFC217でミドル級王者のマイケル・ビスピンを倒し見事王者に返り咲いたGSPこと、ジョルジュ・サン・ピエール。
GSPはカナダ、ケベック州サンテイジドールで生まれ、幼少を過ごした。GSPの今の強さは幼少の頃受けた虐めという苦痛を跳ね返す原動力とした空手が原点だ。彼の公式サイトには幼少の頃、酷い虐めに会っていたことが記載されている。
幼少の頃、体が小さく大人しい性格だったGSPは、どうしてもやめられない癖があったという。それは乾いた唇を潤す為に繰り返し舐めることが止められなかった。それにより唇の皮膚が常に赤く爛れている状態だった。
赤く腫れた唇はピエロの唇になぞらえてクラスメイトからは「小さなピエロ」とからかわれていた。GSP自身が話していたことだが、「当時はとても醜かったし、物など取られっぱなしだった」と話している。
そしてある日、彼が登校時…。
学校の正面玄関で12歳ほどのグループに取り囲まれ、昼食代のお金を取られたうえに下着まで脱がされてしまったとのことだ。周りの生徒たちは彼を見て指をさしながら大笑いしていたというのだ。
この大きな虐めを受けたのが9歳の頃だったが、彼が空手を習い始めたのは一般的なメディアでは7歳とされている。護身術として父親から極真空手を習っていたという。
極真空手を身につけることにより虐めから自分を守ったのだ。現在GPSは虐めを受けた子供たちが立ち直る為の財団を設立している。
彼は日本の空手に対して敬意をはらっているようにも思える。いつか日本で試合をしたいとも話している。2012年の2月には試合ではなが、初来日して極真会館などを訪れている。
彼の胸のタトゥーは「柔術」と日本語が刻まれているが、16歳の時に彫ったものだ。「柔術」の2文字には、リングに上がると先頭モードになる自分とリング以外は誠実でな自分を重ね合わせているとのことだ。
最近、ネット上でもイケメンと騒がれているGSPだが、末永くチャンピンの座にとどまって欲しいと思う女性ファンも増えたのではないだろうか。
【参考サイト】
◆ジョルジュ・サン・ピエーヌ財団
◆Georges St-Pierre/Facebook
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