トランスアジア航空235便の墜落事故、機転を利かし川へ着水させた称賛されるべき機長の真相

【出典:YouTube】墜落したトランスアジア航空235便
【出典:YouTube】墜落したトランスアジア航空235便

2015年2月にエンジントラブルにより起きたトランスアジア航空235便の墜落事故、当時台北市の川に機体を着水させた機長が大惨事を回避したとして称賛された。しかしこの裏には2つの真実が隠されていた。

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2015年2月4日午前11時頃、台北市を流れる川に沿うように墜落したトランスアジア航空235便は、基隆河に架かる橋に左翼を激突させながら川に着水した。この時、乗員乗客を含め58人が搭乗していたが43名が死亡し15名が重軽傷を負った。

この時、リャオ機長(Liao Chien-tsung、当時42歳)、リュウ副操縦士(Liu Tze-chung、当時45歳)その他の乗組員らが死亡してしまった。当時、死亡者が出たものの、多くのビルが立ち並ぶ人口密集地に墜落させず、川に着水させ大惨事を避けられたとして台湾では亡くなった機長に対して称賛の声が集まった。

【出典:Twitter】川に墜落直線の235便
【出典:Twitter】川に墜落直線の235便

 

●この事故には2つの真実が隠されていた。

その後、事故現場から引き上げられたフライトレコーダーとボイスレコーダーが回収された。そこには、事故直前の機長の声を確認することができた。なんと着水8秒前に機長の「あぁっ!間違ってスロットルを引いてしまった!」と、慌てた様子の声があった。

トランスアジア航空235便は台北松山空港から離陸したあと第2エンジンがトラブルでフレームアウト(エンジン停止)が起こった。そこで残る第1エンジンの出力を上げて機体を保たなければならないところをスロットルを誤ってアイドリングの位置まで引いて第1エンジンまでも停止させてしまったのだ。

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国民の機長への称賛が一気に怒りへと変わってしまった瞬間である。実はこの機長、2014年5月の飛行シミュレーターテストで失格となっており更に訓練を重ねて翌月には合格したという。

事故後、同僚たちからのインタビューでは「ラインオペレーションでは彼は少し神経質なところがある」と話しており、後の報告書には「副操縦士との調整無しに勝手に事を進める傾向があった」と記述されている。

■トランスアジア航空235便の事故当時の動画(00:30)

●嘘をついているのは誰なのか。

実はこの他にも、不審な点がある。事故後、内部からの情報提供で235便の離陸前に、機長からエンジン音に異常があるため緊急点検をしてほしいとの依頼があったというのだ。しかし、整備側では、運行に遅れが生じた場合のペナルティを受けるのを懸念して点検を拒んだというのだ。

しかし、この主張はトランスアジア航空側と民間の航空局、両方から「機長から緊急整備点検の依頼があったという報告は無い」として拒否されている。いったいどちらが真実を言っているのだろうか。
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航空業界での事故は、日本で起きた日本航空123便墜落事故や最近では事故から4年経った今も機体が発見されないマレーシア航空370便など人々が不審に思ってしまう事故がいくつかあるが、やはり真実が捻じ曲げられているせいなのだろうか。

【参考サイト】
飛行安全調査委員会
AirlineReporter/Twitter
Wikipedia

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投稿者: legend up