インドネシアの空港で飛行機内部から悪臭があるため搭乗を拒否する乗客が相次ぎ離陸が大幅に遅れる騒ぎがあった。
インドネシアで今月5日にスマトラ島からジャカルタへ向かう、スリウィジャヤ航空の旅客機に搭乗した乗客らから、機内で悪臭がすると苦情があった。無理もない同機の貨物室には大量のドリアンが積まれていたのだった。
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この時、同機はフルーツの王様とも言われるドリアンを2トンほど貨物室に積んでいたことを認めた。しかし乗客らの訴えにも関わらず同機の客室乗務員からは「一旦離陸すればドリアンの臭いは消える」と説明したとのことだ。
この時ちょうど、インドネシアのアンタラ・ニュース・エージェンシー(Antara news agency)の記者であるボイケ・レディ・ワトラさん(Boyke Ledy Watra)が搭乗していた。
彼の話によると乗客と客室乗務員との間で激しい口論となり、中には殴り合いのケンカになりそうな勢いだったという。
作者 Bahnfrend [CC BY-SA 4.0 ], ウィキメディア・コモンズより
●ドリアンは結局…。
『New York Post』によると最終的に同航空会社はドリアンを貨物室から降ろすことにして搭乗客に納得してもらったとのことだ。しかし離陸に1時間ほどの遅れが生じた。
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後に同機のスポークスマンは「ドリアンは航空輸送において危険物などに分類されていないため違法ではない。多くの航空会社が同じようなことをしております。」と主張した。
フードライターで知られるリチャード・スターリン氏はドリアンの臭いについてこのように伝えている。「その匂いは松ヤニと玉ねぎが混ざったような運動した後の靴下のような臭いだ。」
当然このような臭いを嗅ぎながら空の旅など出来るわけがなかろう。いくら合法だとしても、スリウィジャヤ航空は少し勉強が必要なようだ。
【参考サイト】
◆New York Post
◆BBC News
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