
BTSのナチス風の赤い旗を振ったパフォーマンスやナチス帽の件で米ユダヤ人権団体の副所長がBTSに「日本とナチス被害者に謝罪すべき」発言した。
今月11月11日にアメリカ、ロサンゼルスに拠点を置くユダヤ人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(Simon Wiesenthal Center、略称SWC)」の副所長であるエイブラハム・クーパー氏(Abraham Cooper)が同団体の公式ウェブサイトで声明を出した。
(下につづく)
●声明の内容。
SWCの公式サイトには「BTSが日本の原爆被害者を侮辱するような原爆Tシャツを着用して番組出演が中止となった。そのBTSはコンサートでナチスを彷彿するような旗を振りかざしていた」といった内容を記載している。
以下このように声明を出している。
サイモン・ウィーゼンタール・センターはBTSに抗議します。当団体のエイブラハム・クーパーは以下のように訴えました。
「日本の長崎の原爆被害者を侮辱した、このバンド・グループは過去を侮辱している。これはまさに最新の事例にすぎません。」
「過去にバンドメンバーはナチス“SS”のシンボルが入った帽子をかぶって写真撮影をおこないました。“SS”は第二次大戦時に600万人ものユダヤ人を大量虐殺した主要な部隊でした。」
「彼らのコンサート・ステージに使われている旗はナチスの鍵十字と不気味なほど似ています。この(国連にも招待された)グループは日本の人々とナチス犠牲者に謝罪をしなければならないことは言うまでもありません。」
ーーー以下省略ーーー
【引用元:Simon Wiesenthal Senter】
ちなみに“SS”とは「Schutzstaffel」の略で主にナチスに属する特殊警察やヒトラーのボディガードやナチス・ドイツにおける治安部隊のことを言う。
(下に動画あり)
●海外メディアがどう伝えているか
エイブラハム氏の発言によりナチス帽をかぶったメンバーの件が世界に露呈されたようだ。
海外メディアもこぞって今回のことを報じている。『Independent』と『The Guardian』では「BTS、K-popバンドは日本の人々とナチスの被害者に謝罪すべきとユダヤ人権の指導者は言う」とタイトルをつけていた。
他にも『The Telegraph』は「ユダヤ人権団体はBTSがナチス帽で過去を嘲ると非難する」や『New York Daily Mail』は「K-pop バンドのBTS、ナチス風の旗に原爆Tシャツでナチス人権団体に批判される」とあった。
『The Guardian』においては日本のテレビ番組がキャンセルになったあとBTSは出演できなかったことを謝罪しているが原爆Tシャツに関しては触れていなかったと報じている。
また、今回のエイブラハム氏の声明に対してBTSからは現時点で特にコメントが出されていないとのことだ。
BTSのナチス風の演出パフォーマンス(動画07:27)
【参考サイト】
◆Yahoo search
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