BTSのナチス風のパフォーマンスや原爆Tシャツについて事務者側から釈明と謝罪が公式Facebookで発表された。
今月11月12日の深夜にBTS事務所の「ビッグ・ヒット・エンターテイメント」の公式Facebookにて、ナチスパフォーマンスと原爆Tシャツについて謝罪があった。
また米ユダヤ人権団体の「サイモン・ウィーゼンタール・センター」には書簡で謝罪文を送ったとのことだ。
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●声明の内容。
BTS事務所の公式サイトには韓国語と英語、日本語で謝罪文が掲載されていた。謝罪文は6項目に分けて謝罪しており、原爆Tシャツにおいては、「原爆被害者の方々を傷づける意図はなかったが事務所側としても監修ができていなかった」ことを謝罪している。
以下原爆Tシャツについての謝罪文
3. Big Hitは最近、提起された問題に関連し、次の通りお詫びの言葉をお伝え申し上げます。
– Big Hitは、原爆のイメージの入った衣装の着用に関連し、上記に明らかにしたように一切の意図はなく、衣装自体が原爆被害者の方を傷つける目的で製作されたものではないことが確認されたにも関わらず、当社が事前に十分な監修ができず、当社のアーティストが着用するに至ったことにより、原爆被害者の方を意図せずとも傷つけ得ることになった点はもちろん、原爆のイメージを連想させる当社アーティストの姿によって不快な思いを感じ得た点について心よりお詫び申し上げます。
【引用:Big Hit Entertainment/Facebook 項目3より 原文まま】
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ナチス帽とナチス風パフォーマンスについては「ナチス帽は写真撮影の際にマスコミ側から提供されたものを着用した」とある。またナチス風パフォーマンスについてはナチスをイメージしたものではなく「画一的な全体主義的教育システムを批判」するためのパフォーマンスだったとある。
以下ナチス関連についての謝罪文
4. Big Hitは、問題が提起された公演のパフォーマンスについて次の通り、ご説明申し上げます。
– 問題提起された公演は2017年、Big Hitのアーティストが参加した韓国の伝説的なアーティスト、ソ・テジの記念公演であり、画一的な教育の現状を批判する社会的メッセージを込めた“教室イデア”のパフォーマンスシーンを含んでおります。
– 問題提起された旗およびイメージは、ナチスと関連のない創作アートワークであり、“画一的な全体主義的教育システムを批判”するためのパフォーマンスでした。
– このパフォーマンスが一部で問題提起されたように、ナチスとの関連性があるというのは全く事実ではなく、むしろ、このような全体主義的な現実を批判するための創作的な要素を含んでいるという点が考慮されなければなりません。
【引用:Big Hit Entertainment/Facebook 項目4より 原文まま】
●海外メディアがどう伝えているか
また、海外のアーティストを中心にした情報サイト『Pop Crush』によると昨日13日に開催されたBTSの東京ドームコンサートにてメンバーのジミンが今回の問題について触れたとあった。
「ここ最近、日本の皆さんだけじゃなく世界中の皆さんを驚かせてしまった。それはファンのみんなだけでなく僕も本当に悲しかった。」
「僕はお互いにもっと会う機会があると信じているんだ。僕は今日のみんなと一緒の東京ドームを忘れることなんて出来ないよ。本当にみんなに逢えて幸せだよ。みんなもそうだと嬉しいな…。」
本人たちもかなり苦悩したことであろう。
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●他海外メディアは?
日本時間の13日午前5時の時点ではまだ海外のメディアで伝えている記事は少ない。英メディアの『Metro』が「ビッグ・ヒット・エンターテイメントは日本の番組キャンセル後に責任をとる」とタイトルをつけて当事務所が謝罪をした内容を当り障りなく報じている。
「ビッグ・ヒット・エンターテイメント」は今回の謝罪で近く日本と韓国の「原爆被害者協会」に出向くという。ここで1点懸念だが韓国の原爆被害は第二次世界大戦中に広島、長崎に住んでた際に被ばくし、後に韓国に戻った人達である。
心配なのは以前、韓国原爆被害者協会が日本政府に補償を求めていた。今回の件でまた問題が浮上しなければいいが…。
【参考サイト】
◆Pop Crush
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