
プロレス界の王者ローマン・レインズが先月開催された「RAW」で衝撃の告白をした。「これは本当の俺じゃない」と自分が白血病だと告白し王座のベルトを置いて会場を後にした。
WWEは世界でも最も規模の大きいアメリカのプロレス団体である。そのWWEの王座にいたのがローマン・レインズだ。しかし先月10月22日に開催された「RAW」のオープニングで王者ローマンが私服でリングに登場し、「王座を返上したい」と発言した。
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●突然の告白。
この時、ローマンの告白は関係者やマスコミにも知らされていなかったという。彼の登場で会場は大いに盛り上がった。しかし、ひとつひとつ言葉を噛みしめながら話をするローマンに涙するファンもいた。
一部を紹介すると以下の通りとなる。

「実は、俺は何か月も、いや数年の間ローマン・レインズとして大きな口をたたいてきた。毎週リングに立って王者として試合に臨む…とか言ってのけてきた。」
「だけど、それは全部ウソだ! 本当のことを話そう。俺の本当の名前はジョー…。」
「実は11年前に白血病を患った。 残念ながら、また再発してしまったんだ。」

「再発してしまった以上、王者として戦い続けることは出来ない。だから、ユニバーサル王座を返上しなければならない。」
「そうしないと俺の気持ちがおさまらないんだ。俺は今本物じゃないからね。」

「白血病だとわかったのは22歳の時だった。すぐに治療をして克服することが出来たが、当時は子供が出来たのに仕事にも就けず、金もなくて家もなく人生で一番辛い時期だった。」
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「だけど、その時俺が世話になったアメフトチームがWWEというチャンスを与えてくれたんだ。だからこうしてみんなの前に立つことが出来ている。そしてWWEユニバースのおかげで俺は夢を掴むことが出来たんだ!」
「言わせてくれ!本当に心から感謝している。有難う!」

●引退宣言ではない!
「しかしこれは、引退宣言ではない!俺は誓うよ!もう一度、白血病をやっつけて、ここに戻ってくる!そして、世界中のみんなに、そして俺の家族、友人、子供達と妻にも俺が復活した姿を見せてやる!」
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「俺は負けない!必ず戻ってくるから信じて待っててくれ!本当にすぐだ、すぐにまた会おう。俺を信じてくれ…。ファンのみんなを愛している。本当にありがとう。」

そして、会場からは「サンキュー、ローマン」の声が鳴り響いた。その中でローマンはリングに王座のベルトを静かに置いてリングを後にした。

王者という強い男の異名を持つローマンだが、白血病が再発したとわかった時の彼の心境を思うと胸が締め付けられそうだ。「俺は本当はそんなに強い男じゃない。強がってたんだ」という気持ちが垣間見れた気がした。
【参考サイト】
◆WWE/YouTube
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