昨年デビューを果たしたK-POPグループ『EXP EDITION』4人メンバーの中に韓国人がひとりもいないことが注目されている。出だし順調のようだが、実際には韓国人がいないことで批判や脅しがあったことを明かしている。
K-POPといえば「BTS(防弾少年団)」などのようにメンバー全員が韓国人で結成されているのが定番である。しかし昨年2017年8月にデビューを果たした「EXP Edition(イーエックスピー・エディション)」は全て韓国国外の国籍を持つメンバーばかりだった。
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●「EXP Edition」が誕生したきっかけ
「EXP Edition」の誕生のきっかけは彼らの所属事務所である「IMMABB」の代表キム・ボラ氏(Bora Kim)が2014年に韓国から米ニューヨークに移りコロンビア大学大学院に進学したによる。
その時に彼女は「K-POPが持つ本当の意義はいったい何なのか?」と自分に問いかけるようになったという。彼女は青春時代をK-POPと共に過ごして来たが、渡米した時に韓国で感じたKーPOPが違う角度で見えたという。
それからひたすら考え抜いて韓国人メンバーで構成される数々のK-POPの定義に、新しい風を吹かせるには、どのくらい限度があるかを考えた。そしてボラさんはこれを大学の論文としてまとめることにした。
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●論文を具現化に。
ボラさんの最終ゴールは新たにK-POPメンバーを探し、現実にデビューさせることだった。彼女は大学の友人等とゴールに向かって歩き始めた。メディアのインタビューに彼女は「私たちはニューヨークを代表するような韓国人ではないメンバーを探していました」と明かしている。
そしてオーディションを開催し6人のメンバーが選出された。ボラさんはこうも話している。「彼らは歌声、ダンス共に満足のいくもので、それぞれが個性を持っている。」
当時選出されたのは6人だったが、2016年8月に拠点を韓国に移すため移住を決めたのが、コウキ・トムリンソン(Koki Tomlinson 日系アメリカ人:写真右端)、シメ・コスタ(Sime Kosta クロアチア人:写真真ん中)、ハンター・コール(Hunter Kohl アメリカ人:写真左端)、フランキー・ダ・ポンテ( Frankie DaPonte ポルトガル系アメリカ人:写真中央下)の4人だった。
【韓国のファンと一緒にセルフィーを撮るハンター】
韓国行きを断念したのが、デヴィット・ウォレス( David Wallace)とタリオン・アンダーソン(Tarion Anderson.)だった。
ちなみに韓国に渡った4人は韓国語の猛勉強中だという。
●嫌がらせも…。
そして2017年に念願のデビューを果たしたのだが、応援する者もいれば、韓国人がメンバーが、いないことで批判も多くあったようだ。今までに、受けた非難は「K-POP文化に反しているために弾劾する」や「死をも意味する脅迫」などもあったとのことだ。
今でもネット上では、何百という侮辱や脅迫めいた言葉を投げつけられた。また、あるユーチューバーからは「偽者K-POP」と非難されたこともあったそうだ。酷いものになると「K-POP文化を利用して金儲けをしている」と言う者さえ現れた。
●メンバーの心境
メンバーのシメはこれらの非難に対して「一部の人達は、僕たちのことをK-POPを侮辱していると思っている。そう思われていることを常に恐れてしまう」と話している。
しかし2015年にニューヨークで活動を開始し2017年には韓国に場を移した彼らは見事昨年デビューし韓国の音楽番組でパフォーマンスを披露することが出来た。彼らを支持するファンは増えつつある。
日本へも度々訪れているようで彼らの公式Facebookには日本のファン達と一緒にセルフィーを撮る様子も見受けられる。今後注目がもっと集まることであろう。
●メンバー紹介
■フランキー・ダ・ポンテ( Frankie DaPonte ポルトガル系アメリカ人)
■コウキ・トムリンソン(Koki Tomlinson 日系アメリカ人)
なんとなくウエンツ瑛士さんに似ている。
■ハンター・コール(Hunter Kohl アメリカ人)
■シメ・コスタ(Sime Kosta クロアチア人)
【動画 03:40】
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