インドのマディヤ・プラデーシュ州ナンゴンに住む16歳の少女、シャリニ・ヤダフちゃんは紅皮症という皮膚がヘビの鱗のように乾燥していく病気と闘っている。
心無い者は彼女のことを「蛇人間」と呼ぶ。この病気の為にシャリニちゃんは一時間おきに肌の乾燥を防ぐため風呂に浸らなければならず、常に保湿クリームを塗っていなければならない。
そのうえ約45日間ごとに全身の皮膚が鱗のようになりはがれていくのだ。彼女の家はもともと裕福な家庭ではないため保湿クリームを購入するのもやっとだという。最近では肌の乾燥が激しいため関節を曲げることすら難しくなり杖なしでは歩けないこともある。
地元の病院では治療は出来ないことと治療費が賄えないなどの理由で一時は「悲惨な人生を送るよりも死んだほうがまし」とシャリニちゃんは嘆いていた。
しかし、スペインの病院が彼女の治療を引き受けることとなった。インドのテレビ番組でシャリニちゃんのことを知り、治療を申し出てきたとのことだ。
治療費は地元の募金活動家からまかなうということだが病院側ではたとえ治療費が支払われないとしても受け入れはしていただろうと話している。
そして嬉しそうにスペインに行く準備が整った様子をパスポートをみせて伝えるシャリニちゃんの動画が公開された。
彼女は9月9日にスペインに旅立つ予定だ。かつて学校からも見た目が怖いという理由で退学させられたが、また学校に復帰して、たくさんの素敵な思い出を作ってほしいと思うのは筆者だけではないだろう。
【参考サイト】
◆Mirror
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