あまりにも自然な動きをするリアルゴリラのロボットとしてTwitterで紹介された動画が人々を驚かせた。しかし動きがあまりにもリアルなためロボットではないと指摘する人も少なくなかった。
今月9日に国際非営利団体 日本トランスヒューマニスト協会の公式Twitterでゴリラロボットと紹介された動画が物議を醸した。どうやらこの動画、今年の9月に既に中国のSNS『秒狛』でバイオニック・ゴリラ・ロボットと紹介して投稿されていた。
(下に動画あり)
●物議を醸したゴリラ・ロボットの動画
日本トランスヒューマニスト協会はトランスヒューマニズムの啓蒙を中心活動しているようだ。同協会が投稿した動画はコチラ。
自然な動きをする“ゴリラロボット”です🦍
ロボットは、こんなにも自然に動くことができるようになってきています❕今後は人型ロボットや犬型ロボットなど、幅広く自然な動きをするロボットが出てきそうですね👨🐶pic.twitter.com/zroqlRHMtG
— 日本トランスヒューマニスト協会/h+JP (@transhumanistjp) 2018年11月9日
ゴリラの指先といい足のつま先の柔軟さからも、あまりの自然な動きに「これがロボット?」と驚くのは当たり前のことであろう。この動画はここだけでなく海外の掲示板サイト『Reddit』でも物議を醸していた。
多くのRedditユーザーが「本物のロボットではないよ」や「なかに小さなゴリラが入ってるんじゃない」と疑念を持つ意見で溢れた。
(下に続く)
●実はこのゴリラ・ロボットは…
しかし、このゴリラの正体を明かしてくれたTwitterユーザーがいた。@isamu_nasu さんが、人々の疑問に対して、「SFX」だと指摘した。そしてこの映像の大元は中国ではなく、アメリカに拠点をおく特殊撮影を手掛ける会社「Vincent Van Dyke」が手掛けた特殊撮影用のゴリラを撮影したものだった。要はこの中に人が入っている精工な動きをするゴリラ・スーツだった。
https://gfycat.com/plumpnervouslamb
同社のインスタグラムにはこのゴリラの制作過程を動画に収めて投稿しているのだった。実際の動画はコチラ。なかに人が入っているのが分かる。
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しかし、なぜ「Vincent Van Dyke」の動画が「秒狛」でバイオニック・ゴリラ・ロボットとして投稿されたのかは謎のままである。
【参考サイト】
◆Twitter
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