サウスウエスト航空のゲート係が5歳の女の子の搭乗券に記載された「アブシディ(ABCDE)」という名前を見て馬鹿にしたようにあざ笑った。
今月11月2日にトレーシー・レッドフォードさんが5歳の娘のアブシディちゃんとアメリカ、カリフォルニア州 オレンジ郡のジョン・ウェイン空港からテキサス州エルパソへと向かう時のことだった。
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●娘を侮辱された。
トレーシーさんとアブシディちゃんはサウスウエスト航空の搭乗ゲート係員に、搭乗券をチェックしてもらった。その時、係員はアブシディちゃんの名前のつづりを見て嘲笑し始めた。
アブシディちゃんの名前のつづりは「ABCDE」でアブシディ(ab-city)と発音させるのだったが、アルファベットがAからEまで並んでいたことでゲート係員は興味を示したと見える。
【LoneStarMike 】[CC BY 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by/3.0)], ウィキメディア・コモンズより
●不思議に思ったアブシディちゃん。
トレーシーさんによるとゲート係員は、そのまま笑い続けながら彼女とアブシディちゃんを指差して、他の従業員に名前のつづりについて笑いながら話しをしていたとのことだ。
当然のその会話はすぐ傍にいたトレーシーさんとアブシディちゃんにも聞こえるほどだった。アブシディちゃんは「ねえママなんで、私の名前を笑っているの?」と言ってきた。
思わずトレーシーさんは「ねえ、あなた達の会話、娘にも聞こえるわよ。止めてくれないかしら」と、係員らを制した。
(下につづく)
トレーシーさんはアブシディちゃがてんかん持ちのため、いつもプレボード(先に搭乗)するのだが、この日も早々と機内に搭乗した。そして二人は、テキサスに到着した後、信じられないものを見つけることとなる。
不適切なことに同日Facebookにサウスウエスト航空の従業員と思われる人物にアブシディちゃんの搭乗券の写真が投稿されていたのだ。
トレーシーさんはすぐにサウスウエスト航空に投稿を削除するようにと今回の失礼極まりない従業員の態度について苦情を申し入れた。しかし2週間たっても何も対応する様子はなかったという。
そして後に謝罪の声明を出した。「ご家族には心から謝罪を申し上げます」とお詫びの言葉とともに従業員の顧客に対する、”もてなし“について徹底するとしている。
しかしながらアブシディちゃんの心を傷つけた当人からの謝罪はいまだないとのことだ。ちなみに発音の仕方は違えども「ABCDE」という名前を持つ人は2014年の報告ではアメリカで328人確認されており、ほとんどが子供だそうだ。
【参考サイト】
◆ABC7
◆BBC News
◆Buzz Feed News
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